2007-11-17
恋空
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おじちゃんの汚れた眼には、眩しすぎる映画だった。まるで夜勤明けの太陽のように、気怠く重たい眩しさに感じた。真っ直ぐで、純粋な恋なのに嫌悪感さえ感じたのは、自分の考えが老化してるに違いない。そんなに綺麗な恋だと疲れるだろ?人間はもっと汚い生き物だ。もう少し、もう少し肩の力抜いて行こうねぇ。
物語序盤は、最近の若者の恋愛の形に戸惑うばかり。展開が早いと言うか、順序を飛び越え恋急ぐとでも言うのかな?迷いなく、真っ直ぐ一つの方向に驀進する様に、自分の若さを指摘されているかのような錯覚を覚えた。間違いじゃないが、何か噛み合っていないような、正直この恋に嫌悪した。
始まりは、携帯電話。新垣結衣が、図書館に携帯を忘れる。それがこの恋の始まり。それを拾った春馬が、強引なアタックをする。メモリーを全て消去し、悉く電話しまくる。最初は相手にしなかった新垣結衣も、電話の相手が気になり出す。おじちゃん、この展開が既にNGで、彼女がとてつもなく尻軽に見えてしまうのね。顔が解らない人とのバーチャルな恋愛は今っぽいと感じるが、上手くまとまるところが若いと感じてしまう。
その後、春馬の元カノに睨まれレイプされてしまう。しかし落ちる暇なく、愛は育まれる。愛の力は強しと言うと綺麗だが、ん〜。
物語中盤、春馬が突然別れを告げる。ある程度内容を予習してたが、この辺りから引き込まれる。やっぱり新垣結衣の恋上手な感じは共感出来なかったが、春馬の想いの強さを痛いぐらいに感じた。強い愛だな。
その愛の強さを知る時が来る。春馬の友人から、春馬の命があと僅かである事を知らされる。もう迷いはなかった。若く、純粋な形が弾けていた。悲しくも、病魔は残酷に二人の仲を切り裂こうとしていた。おじちゃんの目からは、止めどなく涙が溢れる。
なんて眩しいのだろうか。ワシの腐った眼には、なんとも眩しすぎる。春馬の彼女を想う気持ちにやられた。序盤に嫌悪した恋に、心の中で拍手を送っていた。涙は止まらなかった。
でもおじちゃんの腐った魂には、ホッピーがお似合いさぁ〜。
piccolo
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