2007-12-14

新しいフロアリーダー

この夜勤、新しいフロアリーダーがOJTについた。そもそも、フロアリーダーになるくらいの人だ。自分なんかが業務を教える立場でない。一体何を教えたら良いのだ?ずっとストレスを感じたが、やっぱり出来る人はいる物で、一発で凄い人だと言う事が分かった。我が社の他ブランドでフロアリーダーを経験し、その前は特別養護老人施設で働いていたそうだ。自分は今の会社での有料老人ホームの経験しかないのだが、特養出身の人の動きはとても勉強になる。しばらく忘れていた刺激だったが、出来る人はどんな環境でも出来ると言う事を改めて見せられた気がした。

人嫌いの自分が新しいフロアリーダーとの夜勤業務で、その距離感が怖くなかった理由に、相手が距離をとってくれたと言う事があるだろう。自分のパーソナルスペースを見抜き、その中に入って来る事をあえてしないでくれた事が分かった。その一例を見ても、瞬時にパーソナルスペースを見抜ける事が凄いし、フロアにいるスタッフそれぞれの立場を理解し、きちんと考えながらナース報告したり、申し送りが出来る事に尊敬してしまう。仕事の早さもそうだ。自分が一人オムツ交換している間に1.5人のオムツ交換が済んでいる。一回のラウンドに15名の利用者しか見ないが、自分が三人を見る頃には、笑顔で回収して来た尿とりパッドを処理していたりした。仕事をこなせばこなすほど、その人の懐の深さを実感するのだった。

これだけの人材がいる事に、世の中は広いんだと感じた。もっと目線を広くもてば、日本の中にはもっと沢山の良い人材がいるのではないかと思って来た。交代し、新天地へ向かうフロアリーダーも凄い人だったけど、久しぶりに人間を尊敬した。このホームへ異動してきて、そう言う発見があった事は、自分の中でプラス材料だと感じる。

利用者の人数やADL、異動前のホームに比べると体力的にも、精神的にも楽になったと感じた半年間だったけど、初めて負けたくねえと言う気持ちが生じた。これを多分『意地』と言うのだと思うが、夜勤明けである朝食対応で、OJTだらけの何をして良いか分からない状況が生じる中、淡々と業務をこなすフロアリーダーを見て、マイペースを貫けていない自分を感じた。これは、良い刺激ととっていいと思った。久しぶりにこの人に負けたくないと思った。勝ち負けで仕事をするものではないが、今日は惨敗だった気持ちは隠せない。それは半年以上今のホームにいる自分よりも、数週間しか経っていない現フロアリーダーの方が利用者の状態、その日の業務の回り具合、全てを把握し業務をこなせる姿を見て、自分の不甲斐なさを痛感したからだろう。人の事を鬱陶しいと感じる暇があったら、少しでも利用者を見ろと、自分を戒めるのだった。

これからの仕事、なかなか面白そうである。

piccolo

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