2007-06-26
沖縄旅行07.6.26 ~備瀬フクギ並木~

エメラルドビーチからそう遠くない所に、楽園があった。フクギ並木と呼ばれるその集落は、フクギに囲まれた神様の住む別世界。ずっと昔のご先祖様が、台風や熱さから守る為に、この気を植えたのだそうだ。

集落に良い風を送ってくれるように考えて植えられ、風の通り道が出来ている。太陽の熱から守られ、台風の強風からも逃れる事が出来る。『福木』と書いてフクギ。沖縄の人が、自分たちに安らぎと平和を齎せてくれるフクギに、神である福と言う字をあてたのだそうだ。神様に感謝しながら、縁側でオリオンビールを飲むおじいの姿があった。
庭ではおばあが、何やら作業。

家の外には守り神のシーサーが。

このフクギ並木にはルールがあって、人の都合で伐採してはならない。もしも、どうしようもない理由で伐採するときは、同等のフクギの新しい幹を植えなくてはならない。このフクギが、どう言う意味がある並木道なのかを、後世に伝えて行かなくてはならない。そんな言い伝えを、何代も引き継ぎながらこのフクギ並木は存在するのである。
最近横浜で、このフクギ並木の風を通す原理を活かした建築方法を取り入れた住宅の紹介をNHKでしていた。海から来る風を、フクギが民家へ運ぶ。沖縄の暑さを軽減する先代の知恵が、建築方法にも取り入れられる。自然って凄い。そしてその自然と向き合う人達も凄い。何もかも受け入れる、そんな潔さが、ここフクギ並木にはあるような気がする。

