2005-11-17

オープン・ウォーター

切ねぇ!切ない、切なすぎる。

ミリオンダラー・ベイビーのDVDを見た時、この作品を知った。近々DVDが発売されると言うので楽しみにしていた。発売当日に見ることが出来た。斬新なんだろうと予測していたが、その通りだった。

まるでプライベートビデオのような映像、かえってリアルさがある。これからバカンスに出掛けようとするカップルのやりとりで、倦怠期が伺える。PCを旅行に持って行こうとするスーザンに呆れるダニエル。スーザンの仕事で、この旅行がおしおしになっていた事が後々分かる。現地に到着しても、どこかしっくり来ない二人。そんな関係でさえ、幸せだったと思える事故に巻き込まれるとは、夢にも思わなかっただろう。

前半、煮えきらない会話や燃えない関係が妙にリアルだ。人間くさいドロドロ感がヒシヒシと伝わってくる。この冷めた空気が、後半の事故に巻き込まれた以後、切なく作用してくる。

(ネタばれ注意)

これはサメの映画である。言ったらジョーズだ。しかし、サメが人間を襲うシーンはないに等しい。残虐にジョーズに食い殺されるよりも、残酷に物語は進んでいく。何時間も海のど真ん中に置き去りにされている人間心理、事故に気が付かない無関心さ、これから起こるであろう現実への恐怖、薄い希望に依存する弱い人間模様、すぐには襲って来ないサメとの心理戦。やがて、希望を失った時、人間はどのような行動に出るのか?

ん〜切ない。

goo 映画レビューより引用
ワーカホリックの夫婦、スーザンとダニエルは、久々のバカンスでカリブ海にやってくる。旅先でも仕事を忘れられない二人は、些細なことで口論し、ベッドでも気の乗らぬまま。翌朝、二人はスキューバ・ダイビングをするため、ツアーボートに乗り込む。ガイドの合図で次々と海に潜ってゆくツアー客。スーザンたちもようやく解放されたひとときを満喫するのだった。だがその直後、予想だにしない悲劇が二人を襲う。ガイドの手違いから、ボートが二人を残したまま帰ってしまったのだ。海の真ん中で孤立無援となった二人に、生き残る術はあるのか?

映画を語る折に、よく「後味」が議論されるが、この作品には少々後味の悪さが残る。そういうのが苦手という方は、この映画が呼び起こす賛否両論にも素知らぬ顔を決め込むのが賢明かもしれない。新人監督の登竜門・サンダンス映画祭で、海千山千の観客に強烈なショックを見舞った本作は、現実の遭難事故をヒントに生み出されたスリラー作品。デジタル・ビデオによる実録風の画面は、大海に浮かぶ男女を無造作に映すだけだが、その素っ気なさがむしろ遭難者の心理的不安を克明に伝える。

彼らの足下ににじり寄るサメも、姿が見えないからこそ恐ろしい。ちなみにこれ、生身の俳優のそばに肉塊を撒き餌し、天然のサメをおびき寄せて撮影したというから驚き。万人向けの作品ではないかもしれないが、原始的な恐怖演出とラストに待受ける衝撃の結末には、単なる「怖いもの見たさ」以上の衝撃がある。シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国にて

オープン・ウォーター(オープン・ウォーター・サバイバルガイド等の映像特典が収録されてます!...【DVD】 オープン・ウォーター

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