今日もまた呟き

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クリード チャンプを継ぐ男



夜勤前に映画鑑賞です。piccoloです。



クリードを見てきました。感想を書きますが、ネタバレします。どこまでがネタバレか、色々な人の記事を見ました。皆上手く書かれていますね。そして自分と同じく、涙した人が多かった。そのポイントは人それぞれでしょうが、涙がグッと溢れて来る映画でした。脚本と監督にあっぱれです。

今回、ロッキーシリーズで初めてシルベスタースタローン以外の脚本だそうで、当の本人も脇役に徹しているとか。確かに主演と言うより、クリードを引き立てさせる立ち位置でした。


ネタバレします



















物語は施設で緊急サイレンが鳴り響く所から始まります。おそらくは少年犯罪から、彼らを育成する施設というのは容易に想像出来ます。このシーンで、アポロの息子は道を踏み外したんだとすぐに分かります。切なかったのは、施設の中にAIDS感染者を分けた収容所があったこと。AIDSと書かれた扉から沢山の子供達が守衛の監視のもと、列をなして歩いてきます。事情はそれぞれあるでしょう、しかし彼らは隔離された空間で育成を余儀なくされるんだろうなぁと、時代の問題を遠く思いました。そこに鳴り響くサイレン。一瞬なんの映画かわからなくなりました。緊急自体に慌しく施設は動き始めます。観客は一気に引き付けられ、次のシーンでアポロの息子を目にします。その血を受け継いでいる事を印象付けるには充分なファイティングシーン。こうして彼は彼の中に眠る闘争本能と向き合いながら、更生施設に送られて来たんだと、ナレーションもないままに理解出来ます。その演出の上手さに息を飲みました。そして彼の元を訪れたのは、紛れもなくアポロクリードの実妻、メアリー・アンでした。アンはアドニスを引き取るために更生施設を訪れました。アドニスは、アポロの愛人の子だったのです。

現代に移り、その後エリートの道を歩んだであろうアポロJr.。彼の中の闘争本能と、亡き父への思いに嘘はつけません。彼は会社を辞め、ボクシングの道へ進むことを選択します。メアリー・アンは、そんな彼を勘当するのです。ジムでも相手にされないアポロJr.は、自分にボクシングを教えてくれるトレーナーを探しますが、なかなか見つからず、ついにはロッキーバルボアを尋ねるのです。

ロッキーに会いに行くまでの流れにキュンキュン来ました。そしてついに顔を見合わせる2人。ロッキーの素朴な人柄と、アドニスの若さがぶつかり合い、レストランのシーンは息を飲みました。ロッキーとアポロにしか分からない秘密をロッキーに喋るアドニス。「なぜそれを知ってる?俺とアポロしか知らない事だぞ」アポロの息子である事をカミングアウトするアドニス。世代を超えた繋がりに、先ず涙するワシがいます。

トレーナーになる事を頑なに拒んでいたロッキーは、彼の熱意に負けてボクシングを教え始めます。基本重視の原始的な練習。着実に基礎を重ね行きます。鶏を追い回す方法も健在。ロッキーシリーズを知ってる人には、たまらないオマージュ的なシーンが詰め込まれています。

ロッキーがトレーナーになった事で、ビジネスチャンスを狙い、試合が組まれます。アポロクリードの息子と言う事実を隠して試合に臨みますが、相手のセコンドによって、それが明るみに出てしまいます。ロッキーがセコンドで、アポロJr.が試合をする。そこにビッグマッチのオファーが届きます。相手はキレると手が付けられないイギリスの王者コンラン。とても敵う相手ではありませんが、敵は己の中にあるとオファーを受けるのです。地獄のトレーニングは開始されますが、ロッキーに異変が起きます。嘔吐し、突然倒れこむロッキー。実はエイドリアンと同じく、癌に蝕まれていたのです。

その事実を知ったアドニス。ロッキーに化学治療を受ける事を悲願しますが、彼の意思は変わりません。治療で衰弱していくエイドリアンを目の当たりにし、その方法が空しい事を知っていたのです。自暴自棄になり暴力事件を起こすアドニス。バラバラになったパズルですが、アドニスに眠る父の大きさ。その背負わされた十字架を見たとき、ロッキーとの信頼が復活します。その台詞一つ一つに、いちいち涙が溢れます。敵は己の中にあり。地獄のトレーニングは再開されます。同時にロッキーも地獄の科学治療を受けるのです。

この映画、紛れもなくロッキーシリーズです。もちろん最後はボクシングの試合があります。これが実にリアル。まるでWOWOWの放送を見ているかのような臨場感があります。

いよいよ試合開始。まるで歯が立たないアドニス。殺される前に試合をやめよう。そんな邪念を吹き飛ばす第二ラウンド。アドニスの右フックが当たります。左頬から出血するコンランに「お前も俺と同じく流血してるぞ。俺とお前に違いなんてない」とゴング後にタンカを切るアドニスに見ているワシの興奮はマックスに達します。つい首を動かしながら試合の流れを追ってしまいます。やはり一筋縄では行きません。もしかしたら殺されるかもしれない。父の様にリング上で死ぬかもしれない。そう覚悟した最終ラウンド。最後までリングに立っていたのはアドニスでした。しかし、コンランはゴングに救われノックアウトを免れます。

結果は…

新チャンピオン。と言うレフリーの掛け声はなく、チャンピオン防衛のアナウンス。殺されかけたアドニスがポイントでリードしている事は皆無でした。しかし実況でこう伝えられます。「コンランは試合に勝った。アドニスは勝負に勝った」まさにその言葉通りの試合でした。アドニスは父アポロの亡霊に打ち勝った瞬間でもありました。

もう涙は止まりません。映画館内は嗚咽で溢れていました。

ラストシーンは、例の石段を2人で登ります。病み上がりのロッキーは、歩いて登る事は出来ないと拒みますが、2人は石段の上まで上がりフィラデルフィアの夕日を共有し、幕は降りるのです。

しばらく動けませんでした。もしかしたらロッキーシリーズで一番良かったかもしれない。もう一度1~6までのロッキーシリーズを見てみたくなった。決して比べられる作品じゃないだろうけど、スターウォーズ ~フォースの覚醒~ よりも何百倍も素晴らしい作品だった。

年明け1発目に見た映画だったが、その後の夜勤が憂鬱なものでなくなるぐらいの勇気と感動を貰った。素晴らしい作品に感謝である。


piccolo
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