今日もまた呟き

その名の通り、呟きメインのノンジャンルブログ

05月≪ 06月≫07月
123456789101112131415161718192021222324252627282930

命の期限

無事手術が終了しました。piccoloです。



手術前のインフォームドコンセント通りの手術でした。現在の腸閉塞の原因である盲腸部分に出来た腫瘍を取り除くために大腸の1部を切除して、腫瘍のない部分と繋ぎ合わせると言う手術です。



手術は上手く行きました。出血もなく輸血を行うこともありませんでした。ただ、手術してみなければ分からないとされていた腹膜への転移が、広範囲に多数認められたのです。予想以上に悪い状態であったと説明を受けました。





これも術前の説明通り、体力の回復を待ってから抗がん剤治療を行って行きます。もしも抗がん剤治療しなかった場合、今はお母様がいらっしゃらないのではっきりお伝えしますが、命の期限は半年もつかと言ったところ。抗がん剤治療をしても、癌が良くなるかと言うと、腹膜にこれだけ転移していると正直難しい。進行を遅らせるぐらいしか効果が期待できないかもしれない。統計的に見て2年生きられるかというのが、お母様の状態です。ただ、現在の抗がん剤はよくもなってきているし、色々な種類もあるので、それはお母様と相談しながら決めて行きましょうとのことでした。

正に悶々と考えていた事がドンピシャで自分に襲いかかってきたのですが、ショックは少なく、むしろ言われてスッキリした感さえありました。同席してくれた奥さんには申し訳なかったけど、包み隠さず話して下さった事に感謝しています。切り取った臓器も見せてもらいましたが、ここが癌だと言われても素人のワシには全く見分けがつかなかった。その硬くなった部分を複雑に眺めるのでした。なぜこいつが生まれて来るのだろう、人の体を蝕み、やがて命を奪う。そうすれば自分も朽ち果ててしまうであろうに、その病気の元を複雑に眺めていました。不謹慎な話ですが、切り取った臓器は完全にホルモンで、一口大にきってあれば焼肉店で出てきそうだと思いました。自分の心はそれぐらい冷静で、母を蝕む病原体を見ても取り乱すことはありませんでした。残された時間、しっかり母と向き合おうと決意したのです。

これからは生きられる時間ではなく、生きられる質を重視したいと思っています。しっかりとこの命の期限についても母に伝えて行こうと思っています。術後、意識がもうろうとする中で、ワシと奥さんに目で大丈夫と訴える母を見て、この人はロックだったと改めてリスペクトしました。人に辛い所を見せない、そこは徹底していたように思います。故に病気になった時のその気丈さが切なかったですが、それが母なのでしっかりと受容して行きたいと思います。声かけるとしっかりと返答がありました。「どう、痛くない?」頷いた後に「とっても良い夢を見てた。とっても心地のいい夢だったのに。」麻酔で深い眠りに入っていた母は、とても良い夢を見ていたそうです。麻酔から覚めさせられた時に、なんで起こすの?とさえ思ったそうです。どんな夢かは聞かなかったけど、幸せそうなその表情を見ていっその事そのまま旅立てたら楽だろうにとさえ思ったほど。この時の表情を忘れません。この表情で旅立たせて上げる事が、ワシの仕事。後少しの時間、共に時間を共有し合い、納得して旅だって行って欲しいと思います。特に念願だった孫との時間を沢山共有してもらいたい。体力の在るうちに、沢山抱っこしてもらいたいと思っています。

手術後、母の回復の具合を見て一度退院します。検査に来てそのまま入院でしたからね、家の事もあるでしょうとDr.に言われ、その時間をくれたんだと悟りました。今、正直毎日色々な事を考えていて悶々としていましたが、術後のインフォームドコンセントでスッキリした感があります。母が倒れたと言う連絡に驚きましたが、今は最後の時間をくれた事に感謝しています。これから自分も苦しいと思う場面が沢山訪れるでしょうが、さよならも言わずに居なくなってしまっていたら、きっとこの悶々は解決出来ずに一生心に残る事になったでしょうから。

まずは手術が成功し、おそらく回復も順調であろう事ご報告します。

piccolo
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけOK

HOME

プロフィール

piccolo

  • Author:piccolo
  • FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ

カテゴリー
P-Clip


P-Clip β版

ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク