今日もまた呟き

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仰臥位低血圧症候群



「兄さん…」早朝、キッチンで珈琲を淹れていると二階から声がする。外ではしんしんと雪が降り、なんだか小さな声なのに凄く大きな声の様に感じました。

その声の後、「どうした?」と二階に駆け上がります。そこには真っ青な顔をして突っ立っている奥さんの姿がありました。「冷や汗が出る」そう言うと布団に倒れこんでしまいます。心の中で破水したのかと思ったのですが、どうもそう言う症状ではないようです。様子を聞くと血圧が下がっている感じがすると言います。見る見る悪寒症状が発生します。歯がカクカク鳴り、全身が痙攣のようにブルブルしています。「何が原因だろう?」心の中で考えますが、こう言う時は気持ちが焦るばかりで何もできません。とりあえず側臥位で足を挙上します。(高齢者と違い、全く持ち上がらず、自分の腰が砕けるかと思った…)

悪寒で考えられるのは高熱?これから熱が出る前触れでしょうか。体温計を渡して熱を計るよう支持します。「熱はないように思う」そう言うと、きっと奥さんもパニクっていたんでしょう、いつもは腋の下に挟んで計る体温計を口に加えました。パクッと体温計をくわえた奥さんに、どうしても笑いをこらえる事が出来ず、「汚くないか?」と突っ込むと、「こんな時に…」と、やや半ギレで腋の下に体温計を挟み直す奥さんは、やっちゃった感満載な描写を極端に嫌います。今まさにその感情を持っている事に、そんなに重たい症状でないかもと考えました。熱は五度台で、高くありません。むしろ低い。『悪寒』『貧血』『冷や汗』『妊婦』『臨月』などのキーワードを打ち込みます。出てくる情報は妊娠初期の物ばかり、臨月に入ってからの悪寒症状ってなかなか情報がありませんでした。

冷や汗は落ち着いた様ですが、悪寒は酷くなるばかり、何かヒントがあればとインターネットを探ります。なんとなく、これかな?って情報が、胎児の温度が上がると、母体に悪寒が起きる事があると言う物。「胎児の温度が上がると母親に悪寒が起きるって書いてあるよ。」そう言うと、「あっ!湯たんぽ抱いてた。」と。なんかそれっぽいなぁと思いつつ、様子をみます。30分ほど経過したところで、症状が落ち着いてきました。何が原因か予測がついて安心したのかもしれません。

その後改めて調べてみると、日記のタイトルにもある、『仰臥位低血圧症候群』ではないか?と言う結論にいたりました。妊娠後期に、仰向けになると血圧が下がるのだそうです。腰から膝にかけて枕を入れ、左側臥位をとったのは間違いじゃなかった。最初は胎児の体温が急激に上がったことが原因かと思いましたが、仰向けが原因で血圧が下がったとは。インターネットって上手に使えば便利ですよね。でも、情報があり過ぎて不安になることもしばしば。情報を得る側が、上手く情報と付き合っていかなくてはと思うのです。

先ほど定期受診から帰って来た奥さん、浮腫みも蛋白尿も出てないから心配ないと言われたにもかかわらず、血圧が高かっただけで妊娠中毒症を心配しています。不安になるからインターネットは見ないと申しておりますが、きっと我慢できずに妊娠中毒症で検索をかけてるのではないかと予想しています。

誰もが経験するのでしょうが、我が子との対面を前に不安に押しつぶされそうなパートナーの姿があります。その背中を支え、いよいよその時を迎えようとしています。焦らず奢らず、ワシに出来ることをすれば良い。誰よりも不安なのは、もしかしたらワシなのかもしれないのだから。

共に挑もうぞ。間も無く夜明けじゃ。

piccolo
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