2006-11-29
サクリファイスの感想もう一個
| 犠牲(サクリファイス)?わが息子・脳死の11日 柳田 邦男 (1999/06) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
惹かれた本だった。なぜ惹かれたのかは、じっくり考えてみようと思うが、これだけ著者の家庭環境を赤裸裸に暴露しているにもかかわらず、一方からだけの視点で物事を考えていないように感じた。これだけ難しいテーマを自分が読む事が出来たのだから、優しく書いてあるのだと思う。 一番興味を持ったのは、なぜ心病む人に頑張れと励ましてはいけないと言われるのかが解った気がした事。著者がご子息の死後、彼の日記や小説の中からその目線を解説している。対人恐怖症とは、通常の社会生活をする事にどれだけストレスがかかっているか。普通の人が感じる事のない孤立感、恐怖感、その目線を少し理解出来た事が興味深かった。 脳死と言う重たく、難しいテーマだったが、とても読みやすかった。
