チームバチスタの栄光か、人のセックスを笑うなか、この L change the World にするか、迷いながらも『L』を選択。ここ最近デスノートを連夜放送していた。いつの間にか自分の中にLを見るようにインプットされて、テレビ局の思惑通りの道をたどってしまった。
そもそも、デスノートに何の興味も持っていなかった。なぜ見たいと思ったかは、松山ケンイチさん以外にない。テレビ放映されているデスノートを見て、「おっ、松山ケンイチかぁ」と興味をそそられたのだった。局の思惑と、松山ケンイチ氏が劇場まで足を運ばせたと言える。
劇場は、満員。映画館が満員になるのは久しぶりに見る。休日だった事も上げられるのだろうが、お祭りに来ているかの様な雰囲気が何とも楽しい。暗転され、いざ映画が始まると、既に映画に吸い込まれている自分がいる。Lが登場すると、まるでパイレーツ・オブ・ザ・カリビアンのジャックスパロウが登場するかの様な感動があった。
ここからネタバレかな...
映画のツールは、細菌兵器。まるで
アウトブレイクを見るかの様な、同じ描写にその影響を受けている事が伺える。
絶滅寸前のとある村。そこには新種のウイルスが蔓延しているのだった。エボラ出血熱のように、全身から血を流し、もがき苦しみながら死んで行く村人達。そこに防護服に身を包まれた研究者達の姿が現れる。苦しみもがく村人達を蹴散らし、ウイルスのサンプルを採取して行く研究者。やがて村の上空には、中型の戦闘機がやって来る。それには、村を一つ焼き尽くすに十分な爆弾が積まれていた。その村に潜入していたFは、BOYを捜しその村から脱出を試みる。BOYとは、このウイルスに抗体を持つ数学の天才だった。Fは自らの命と引き換えに、BOYをLに繋ぐ道しるべを作るのだった。
ウイルス系の映画が大好物のpiccoloは、ここで既にノックアウト寸前だった。しかし、しかし、物語を牛耳るLの演技が更に映画に引き込むのだった。
何かが微妙に噛み合いだし、Lと繋がりを持ち始めるBOY。そして別のルートからLと接触して来る少女。彼女こそが、そのウイルスを抗体を作る鍵を握る子だったのだ。彼女のお父さんが、そのウイルスを研究する博士。実は抗体を作る為に、彼の助手に騙されていたのだった。その助手こそが、絶滅した村にウイルスをバラまいた張本人だった。誰が悪か解らないまま、博士は少女に暗号を渡し続ける。その暗号が、今こうして役立つ事になろうとは誰も予測がつかなかっただろう。
繋がりだした糸。Lは、人との繋がりが苦手な様子。不器用に幼い男の子と女の子に接する。スイーツをおでんのように串刺しにして差し出す様子に、思わず吹き出してしまった。映画館で笑っていたのは自分だけだったので、白い目で見られたが、Lの不器用さがとても可愛く映る。松山ワールドここにありだ。
なんて上手い役者さんなんだろう。一際光っている。Lはまさにハマり役。こんな演技が出来るなんて...一目でファンになってしまう。彼を最初に見たのは男達の大和。その後、色々な作品を見たが、ドルフィンブルーでファンになった。その松山ケンイチ演じるLだからこそ、映画館に足を運んだと言える。どうしてもジョニー・デップ演じるジャック・スパロウを思い出してしまう。アニメも見たが、ここまで忠実にキャラを再現出来るクオリティーの高さに脱帽だった。
彼は、自らデスノートに自分の名前を書き込む。残された時間はあと23日。自分を刻印するかの様に仕事を片付けて行くL。彼のクレバーさが一際光る。しかし完全にクレバーでなく、アクションがお間抜けな感じが何とも共感出来る。それでも一日、一日と寿命は縮まって行く。天才達の才能は、絡み合いだす。残された少ない時間、いつ発症してもおかしくない少女のウイルス、抗体は出来上がるのだろうか?少女は拉致され、自らウイルスを運ぶ道具と化す。やがて少女の顔にはウイルス感染した時の斑点が現れだす。Lは間に合うのか?ウイルスは蔓延してしまうのか?抗体は出来上がったのか?運命は、Lの手に握られていた。
もう最高!
ワシ男だけど、松山ケンイチのファンになってしまう。松山ファンと言うよりも、Lファンと言う方が良いのかもしれない。松山演じるLに、今日は一発ノックアウトなのである。
piccolo
theme : L change the WorLd
genre : 映画