10月のミーティングだった。相変わらず下らないミーティングだった。
最初から最後まで出席したのは久しぶりかもしれない。そんな事をわざわざミーティングで話さなくても良いだろう、と言う内容を延々とくり返す。おかしいけど、理論武装した者が勝ち。普段動かなくても、志高いですって、言えたものが主導権を握って行く。二時間半を黙って過ごすのはとても辛い。
よくお互い愚痴を吐き合う仲間がいる。この子は、以前パニックを起こして救急車で運ばれた子だが、利用者の様子の変化は勿論スタッフの事も、色々な様子が見える子だ。この子が、うちのホームの問題点を指摘出来る、唯一のスタッフだと思う。ワシは喋る事が苦手だし、彼女ほど仕事が出来ない。そして何より、意見を言うと途中でなにを言っているのか分からなくなってしまうと言うお粗末な人間なので、あまり発言出来ない。この日も、この子がホームの問題点を指摘しだすと、ホームリーダーも理論で返して来る。返すと言うよりも逃げてたって言うのが正解かもしれない。
何ヶ月も前からまともな仕事が出来ない状況を作っておきながら、まともに仕事をしなさいと言う運営サイドにその環境を整えて欲しいと訴えていた。問題点は、先ずスタッフ数が足りていない事。その中で十分な研修を行えずに一人立ちさせられて事故が起こる。事故が起きれば起こした本人を罰する。離職率が上がる。それが1。次に、研修が不十分だから三階まであるフロアの中で自分の担当階の利用者のケアしか出来ない。そしてやろうとしない。これが2。そして以前から書いているが、サブリーダーの抜擢が明らかにおかしい。口ばかりで動かない人ばかりが、サブリーダーとして10月半ばから動いている。自分の感情でスタッフを落とし、辞めさせてしまう。これじゃ、何人スタッフを募集しても育つわけがない。それなのに、ベテランスタッフをどんどん他のホームへ追いやってしまう。おそらく新しいサブリーダーが、古いスタッフがいるとやり辛いからだろう。
航空業界に例えて欲しい。新人だらけのパイロットで、会社は口だけで事故を起こさないように飛んでくれと言っている。しかし、墜落させたいんじゃないか?って思う様な人事を組み、事故が起きそうになった時、これをやったら事故が起きると言う経験を伝えないうちに、新しいパイロットでフライトさせている。こんな飛行機に乗りたいだろうか?こんな飛行機会社が利用者の安全と楽しい生活をうたって良いのだろうか?これを丸ごと介護福祉業界に置き換えたら有り得ない組織だと思う。しかし、現実に、ここに、有り得るのだ。
誰だって福祉を目指したからには熱い思いがあったはずだ。その思いが擦れて来る環境を考えなくては理想のホーム作りは出来ないと思う。上辺だけを見て、臭い者にフタをする我がホーム。いつかとんでもない大事故になるぞ。前提が間違っているから、どんなに綺麗事を並べたって間違って聞こえる。この間違えを堂々と力説し、押し付けて来る事にはらわたが煮えくり返る。今の現状、いつ事故が起きてもおかしくない。自分がそのジョーカーをひかないようにしなければならない。しかし、そのジョーカーをひいてしまう予感がする。それがたまらなく不安なのだ。
こんな環境でもう働く事が出来ない。しかし、生活して行くには働かなくてはならないのである。
theme : つぶやき
genre : 福祉・ボランティア