2006-03-29

ブロークバック・マウンテン

予想外に良かった。うん、なかなか良かった。そう思うのは、期待していなかったせいかもしれない。全く興味のない映画だった。しかし、休日前夜と言う事もあり、レイトショーに出掛けたのだった。

何が良い?そう言われると困るが、ストーリーや男性愛のセックス描写ではない事は確かだ。その壮大なブロークバックの背景と音楽、自然に抱かれるかのような解放感だろうか?勿論ストーリーがつまらなかった訳ではないが、惹かれる訳でもなかった。淡々と物語は進み、主人公たちは年を重ねて行く。友情なのか、愛なのか、当時のアメリカ西部の歴史や背景の事を知らない自分には、肉欲に溺れて行く二人を理解出来なかった。

ゲイの世界がある事に理解がないのではなく、物語の中の二人を理解出来なかった。自分の実生活の中でも、「自分はゲイである」とカミングアウトされたことがある。しかし、偏見の見方は全くなかった。その世界に生きる上で、自分は偏見の目を向けた事は無い。それだけその世界が理解されて来たのか、情報として自分が納得しているだけなのかは解らない。この時代、やはりゲイとは理解出来ない世界だった事が分かる。だからこそ、人里離れたブロークバックと言う山が舞台になるんだろう。そこで彼らは出会い、恋に落ちる。お互いに妻子に恵まれても、その心はいつも思い合っていた。

仮の世界で生きるジャックと イニスの描写の方が、共感出来たかなぁ。離れているからこそ想いが強くなる。そこに情熱が生まれるように思った。テキサスで一緒に暮らそうと言うジャックの誘いを断るイニス。彼は幼少時代、その誘いがどんな結果を生むか見せつけられていた。物語後半、それはジャックの身に襲いかかる。あれから20年の歳月が流れていた。成長した娘の結婚式に出る事を約束し、ブロークバックとジャックの思い出は永遠の物になる。




監督 アン・リー
製作総指揮
ラリー・マクマートリー 、ウィリアム・ポーラッド 、マイケル・コスティガン 、マイケル・ハウスマン
原作 アニー・プルー
脚本 ラリー・マクマートリー 、ダイアナ・オサナ
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演 ヒース・レジャー 、ジェイク・ギレンホール 、ミシェル・ウィリアムズ 、アン・ハサウェイ 、ランディ・クエイド

theme : 映画感想
genre : 映画

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