2008-06-09

マジックアワー



予告編を観てから待ち遠しかった映画だ。映画館の予告で知り、我々のツボだと思われる三谷作品は、絶対に観たい映画に位置される。楽しみに、楽しみに、映画館に足を運ぶ。

相変わらずの芝居映画。映画っぽくない、どこか舞台を観ているような作品。有頂天ホテルとは違うけれど、なんとなくそれっぽい感じがした。有頂天ホテルは、長い台詞を芝居風に撮る(だったかな?)斬新な手法が取り入れられ、俳優陣からスリリングだった、懐かしかったと言う声が上がっているのを思い出す。今回も、いつかスクリーンいっぱいに自分が映し出される事を夢見る売れない役者が、ひょんな事から事件に巻き込まれる。その芝居の、『っぽさ』が、きっとこの映画の魅力だと思われ、満員の館内からはひっきりなしに笑い声が聞こえた。映画の中の役ではなく、この役者を演じてる俳優さんが上手なのでこの映画は成り立っている気がした。

とっても面白い映画だけど、
映画でなくても良いのかな?って言うのが感想。

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

tag : マジックアワー

2008-04-28

大いなる陰謀

http://movies.foxjapan.com/ooinaru/

夜勤明けで映画を見て来た。夜勤明けと言うコンディションがそう思わせたのか、自分には難しすぎたのか、全くもって解らない映画だった。その時は「金返せ」と思うぐらいに駄作と感じた。しかし、この映画について書いてあるブログを見て回ると、深い映画である事を知る。そう言う目線の映画なのかと、自分の引き出しの狭さを悔いた。

同時進行で、話は進む。
トムクルーズとメリルストリープのやりとり。
政治家が、ジャーナリストに迫るシーン。

実際に戦地での戦闘シーン。

レッドフォードが教授に扮して、学生と議論するシーン。

そして、そのシーンが絡み合い、ラストに縺れて行く。
事実は、低俗な報道の中に小さく伝えられて行く。その事実を悟るのは、誰なのか?

ラストや、エンドロールにも、メッセージ性が含まれていたようだが、自分には全く関心がなく、「そんなのありか?」ぐらいで思っていた。そこでエンドロールに行くなよと思っていたら、まんまとエンドロールに流れて行ったから。

ワシは、真の映画好きではないのだろう。

piccolo

theme : 映画感想
genre : 映画

tag : 大いなる陰謀 映画

2008-04-07

クローバーフィールド(ネタバレ注意)




クローバーフィールド

クローバーフィールドを見て来た。
全く新しいアトラクション感覚の映画と言う事で、とても楽しみにしていた。思い切りネタバレして行くので、見に行く人は読まないでいただきたい。


映画館に行くと、注意書きを渡される。酔う事に対する注意だ。妊婦や幼児、泥酔状態の人や車に酔いやすい人は注意してほしいと言う物。弱い人にはエチケット袋を渡すそうな。そんな映画って?

映画を見れば分かる事だが、それはずばりカメラをあえて揺らして撮影してあるのだ。ニューヨークで事件が起こる。その少し前にパーティーが行われていた。素人が撮影するカメラは、その事件に偶然遭遇するのである。素人撮影だから、下手で当然。しかしわざと下手に撮影されているため、不愉快な映像なのだ。画面が常に揺れるので、船酔いする人もいる訳だ。

内容はと言うと、ありがちなSF物。しかもとってもお粗末な侵略ストーリー。日本で言うと、ゴジラのような、突然変異で現れた怪獣にニューヨークは襲われる。そいつがお粗末なデザインで、映画『サイン』の宇宙人のような感じ。ウルトラマンやゴジラの方がどれだけ精巧に出来ているか。そこに、エイリアンテイストがミックスしたような感じ。

内容は全く面白くない。見所は、外からではなく、中から撮影されていると言う所。その斬新さを見てくれと言う映画。きっと、映像関係に携わる人が見ると面白い映画なのだと思う。そしてアメリカウケする映画とも思える。作る楽しみを存分に味わっている様な気がする。制作側が楽しみながら作って、その作品を「どう?結構面白いでしょ?』みたいな映画だな。

迫力はあったが、映画館で見なくても良い気がした。

piccolo

theme : 映画感想
genre : 映画

tag : クローバーフィールド

2008-03-29

3月28日の夜桜

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朝、出勤時に28日のを撮ったが、夜のも綺麗だったから撮影してきた。

piccolo

tag : 写真

2008-03-11

運営懇談会

運営懇談会が終了した。自分の職場で、家族や保証人様に運営の方向性や、結果報告、質疑応答等を行う会だ。その会の席で、ワシが作ったDVDが上映された。(製作過程の日記は、DVDにリンクを貼った)制作した理由が全く別の物にあるため、上映された事に少々複雑な気持ちがあるのだった。

2007年が終わる頃、フロアリーダー交代と言う大きな事態が起こった。我々職員に取って、運営懇談会よりも一大事だ。ホームの運営よりも、働きやすい環境が整うかの方に、主軸が傾くのである。時々ブログにも書いていたのだが、この時にお世話になっていたリーダーが凄い人で、そのマネージメントぶり、仕事の早さ、介護技術、どれを取っても右に出る物はいなかったし、我が社以外の介護レベルから見ても、相当の物を持っていたと思われ、ナースと議論を交わす様は何とも頼もしいと感じたものだった。

その彼女がいなくなる事を知り、新しいリーダーが来た時、世代交代のまっただ中に置かれている事を特別視した自分がいた。その時に心が動いたのである。制作意欲がグングンわき、新たに大容量のハードディスク等を購入した。リーダー交代と、普段のホームでの生活を楽しむ利用者のスライドショーで構成した内容となった。それを去り行くリーダーにプレゼントしたかったのだ。

そのDVDは彼女の手に渡り、このプロジェクトは終了したはずだった。撮影に協力してくれたスタッフもDVDを見てみたいと言う事だったので、コピーしたのだが、他のスタッフが家族に見せたり、運営懇談会で上映したい等、自分の想いとは別の方向に事態が流れ出した。

3月に入り、運営懇談会で上映する旨が具現化してきた。リーダーからは、あの内容では上映出来ないと言われていたが、施設長がOKを出した事から一気に上映する方向へ流れ出した。一切、ワシに情報は降りて来ず、上映するか、しないか、だけが論点だった。ワシの想いなんて、関係ないのだ。

「piccoloさんが作ったDVD素敵です」普段、話もしない人達からそんな言葉を投げ掛けられるようになった。とても複雑だ。この気持ち、どういう風に表したら良いのか全く解らない。自分が作った物を、勝手に扱われている。まるでラブレターを読み回されているかの様な、複雑な気持ちが起きたのである。この事態を相談した、仲の良いナースが、ラブレターに例えて自分の複雑な気持ちはそこから生まれるのではないかと話してくれたのだった。自分の知らない所で、ラブレターを読み回されている。まわりの人から、良いラブレターだねと言われる。挙げ句の果てに、運営懇談会でそのラブレターを読まれてしまう。でも、そのラブレターを沢山の人に見せてあげたいのが施設長の想いなんだと話してくれた。介護を始めた時の、なんだか熱い気持ちを彷彿させる様な、温かい気持ちになれるDVDを、スタッフにも家族にも見せてあげたいと。そして、ここまで来たら、上映するのを我慢するか、それでも上映はしないで欲しい旨を話すかの2択しかないと話され、上映する事を我慢した。複雑な気持ちがするのは、ナースが話してくれた事が自分に落ちて来なかった事。上映するかもと言う曖昧な情報だけで、するのか、しないのかもはっきりせず、手直しを加えて欲しいと言われたまま事が過ぎて行った事。プレゼントした前リーダーが、この事態をどう思うのかと言う事。複雑な気持ちは、そんな所からやってきている。

老人ホームの運営に携る人達から、DVDがあって懇談会が良い方向に傾いた旨を聞き、少しホッとする。要望の高い利用者の保証人様を納得させられる会ではなかったようだが、上映が悪い方向に行く事を懸念していた自分は、この言葉で肩の荷が下りた。

運営懇談会が終わり、施設長からコピーを三枚頼まれ、現在DVDレコーダーがフル稼働している。その合間にこの日記を書いている。複雑な気持ちは、DVDレコーダーの起動音が、さらに拍車をかけさせるのだった。なぜ自分は頼まれたコピーを黙って行っているのだろうかと。

piccolo

tag : 介護

2008-02-25

デスノート

DEATH NOTE デスノートDEATH NOTE デスノート
(2007/03/14)
藤原竜也、松山ケンイチ 他

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改めてデスノートを見た。先に『L』を見てファンになっての再鑑賞だった。

デスノートを見たと言うよりも、Lを演技する松山ケンイチを見たと言う方が正しいのかもしれない。Macから声だけで指示をするLが初めて登場するシーン。ボサボサ頭に白のロンT、ダラダラジーンズに裸足、猫背のスタイルで登場。「出た!」ってなもんです。

ライトとLの頭脳対決とあるが、結構面白い。漫画の実写版だとの事だが、よく具現化させているように思う。ただ、なぜレムはワタリの名前を書いたのだろうか?それがワシの頭では理解出来ない。ミサを守る為にレムが彼の名を書いたのだろうが、なぜワタリ?

でものめり込む面白い内容だった。もう一度、L チェンジザワールドを見たくなった。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2008-02-24

ナショナルトレジャ−1

ナショナル・トレジャー 特別版ナショナル・トレジャー 特別版
(2006/07/07)
ニコラス・ケイジ、ジョン・ボイド 他

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最初にパート2を見てしまったんだよな〜。
1話完結なので、どちらも楽しめたんだが、パート1とパート2が同じキャストだと、2を見た時の古い友達に会った様な感覚が、また別の面白さがあったんだが、あえて1を見ずに2を見てしまったんだ。ややこしい前置きになったが、同じキャストで続編が作られるのはとても素晴らしい。

この物語でライリーの存在なくして展開して行く事なんて皆無だろう。彼のスマート&ラッド、そしてファニーな感じがとっても、とってもグーな訳よ。名脇役ここにあり。

中途半端だけど、もう書けない。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2008-02-24

トランスフォーマー

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディショントランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション
(2007/12/19)
シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン 他

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面白かった。映画館で見たかった作品だ。マイケルベイ作品なので、スケールがでかい事は予想していたが、日本人のツボを知っているかの様な自己犠牲をテーマにした物語。70年代を彷彿させる様なロボットのデザイン。まさにこの時代のロボットアニメが実写になったかの様な描写に、あっという間に引き込まれる自分がいた。そしてスケールのでかさと言ったら、この監督にかなわない。ロボットなのに、機敏なのだ。機敏と言う単語が当てはまらない気がするが、機械っぽくなく変身するロボットに脱帽。ターミネーター2で、液体窒素から色々物に化ける描写があるが、今回は機械が機械に変身する。これをトランスフォームと言うらしいが、映像技術はここまで進んだのかと、ため息が出てしまうのだった。

子供の頃に、コンバトラーVやライディーン、マジンガーシリーズにガイキング等、それ相応のロボットアニメの虜になってきた。ゲッターロボやコンバトラーVの合体物の超合金は、それはそれは夢のあるおもちゃだった。あれが五体そろっている奴は、クラスの英雄で、だいたいお金持ちのオボッチャマが多かった。それが触りたくて、仲が良くもないのにそいつの家に遊びに行った記憶が蘇る。

子供の頃のトラウマを思い出すほどに、この映画はロボットで男の子の夢をくすぐってくれる。ロボットアニメにありがちな自己犠牲や、駄目主人公、いいキャラ、三枚目キャラ、格好いい、格好悪い、その絡みが、いちいち日本人好みな感じがして良いのである。

なんか、パート2が作られそうな気がする。
でも我々が一番身近にあるロボットが自動車である事は、とても興味深い発想だと感じた。実は、既に色々なロボットに触れているのである。これは遠い画空事ではないのかもしれない。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2008-02-14

人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな人のセックスを笑うな
(2004/11/20)
山崎 ナオコーラ

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映画「人のセックスを笑うな」オリジナルサウンドトラック映画「人のセックスを笑うな」オリジナルサウンドトラック
(2008/01/16)
HAKASE-SUN、MariMari 他

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昨日スタバで山崎 ナオコーラ氏の『人のセックスを笑うな』を読破した。カフェベロナを飲みながら読む小説は、いつもとは違う恍惚感を与えてくれた物だった。そして、映画が見たくなり、永作さんのユリと、松山ケンイチさんの磯貝ぶりを堪能しに行った。

そもそも『L』を見て、松山ケンイチに惚れ込んだ。他の松山作品を見たくて、ドルフィン・ブルーのDVDを見たりもした。凄く楽しみにしていた映画だった。きっと、えんちゃんは蒼井優さんが演じるんだろうなとか、どんな磯貝君になるんだろうとか、お世辞にも可愛いとは言えないが、愛おしくてたまらない女性ユリを、永作さんがどんな風に見せてくれるんだろうとか、沢山沢山想いを持って映画館まで行った。

駄作だった。
あんなに面白くないと思った映画も久しぶりで、満員の映画館は途中で帰る人もチラホラいた。キャストに問題がある訳ではない。中途半端な描写、中途半端な脚本、つながらない物語、無駄に長いシーン、無駄なセリフ。つまらない、本当につまらない映画だった。怒りさえこみ上げてきた。あれで金をとるってどうよ?

なぜ学校の屋上が延々と映し出されているとか、蒼井優さんがひたすらお菓子をたべているとか、BGMがないとか、セリフがオフショットのプライベートのように緊張感がないとか、小説とは物語が違うとか、沢山文句がある。本当に面白くない映画だった。監督のインタビューを読んで、蒼井優さんが、お菓子を食べ続けるシーンは、食べてくれるのでカットをかけずに放って見てただけなんだと。それをそのまま編集せずに客に見せると言うのはどうなのか?撮影が楽しかったからそのまま使えみたいに言っているようにとれた。とても不愉快だ。

とにかく豪華キャストが勿体ない!勿体なさ過ぎる映画だ。なぜ松山ケンイチでなくてはならなかったのか?永作博美でなくてはならなかったのか?そして、どう終わらせていいか解らなくなったから、テロップで落ち作ってしまえみたいな小学生の学芸会のような終演。撮りっぱなしで編集していないような、学園祭で上映する様な出来。井口、お前プロだろ!いい加減にしろよ。作家の山崎ナオコーラ氏に失礼なんじゃないだろうか。大丈夫か?

相方と見に行ったが、自分の感想を打ち明けるのが怖かったけど、お互い同じ気持ちだった事が判明するや否や、止め処なく不満が溢れ出るのだった。怒りが込み上げる、不快な駄作。これから見に行くあなたはどう評価するのだろうか?

piccolo

theme : ミニシアター系
genre : 映画

2008-02-11

L change theWorld(ネタバレ注意)

L change the WorLd OFFICIAL MOVIE GUIDE (ジャンプコミックス)L change the WorLd OFFICIAL MOVIE GUIDE (ジャンプコミックス)
(2008/01/18)
大場つぐみ・小畑健 ジャンプ・コミック出版編集部 編

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チームバチスタの栄光か、人のセックスを笑うなか、この L change the World にするか、迷いながらも『L』を選択。ここ最近デスノートを連夜放送していた。いつの間にか自分の中にLを見るようにインプットされて、テレビ局の思惑通りの道をたどってしまった。

そもそも、デスノートに何の興味も持っていなかった。なぜ見たいと思ったかは、松山ケンイチさん以外にない。テレビ放映されているデスノートを見て、「おっ、松山ケンイチかぁ」と興味をそそられたのだった。局の思惑と、松山ケンイチ氏が劇場まで足を運ばせたと言える。

劇場は、満員。映画館が満員になるのは久しぶりに見る。休日だった事も上げられるのだろうが、お祭りに来ているかの様な雰囲気が何とも楽しい。暗転され、いざ映画が始まると、既に映画に吸い込まれている自分がいる。Lが登場すると、まるでパイレーツ・オブ・ザ・カリビアンのジャックスパロウが登場するかの様な感動があった。

ここからネタバレかな...

映画のツールは、細菌兵器。まるでアウトブレイクを見るかの様な、同じ描写にその影響を受けている事が伺える。

絶滅寸前のとある村。そこには新種のウイルスが蔓延しているのだった。エボラ出血熱のように、全身から血を流し、もがき苦しみながら死んで行く村人達。そこに防護服に身を包まれた研究者達の姿が現れる。苦しみもがく村人達を蹴散らし、ウイルスのサンプルを採取して行く研究者。やがて村の上空には、中型の戦闘機がやって来る。それには、村を一つ焼き尽くすに十分な爆弾が積まれていた。その村に潜入していたFは、BOYを捜しその村から脱出を試みる。BOYとは、このウイルスに抗体を持つ数学の天才だった。Fは自らの命と引き換えに、BOYをLに繋ぐ道しるべを作るのだった。

ウイルス系の映画が大好物のpiccoloは、ここで既にノックアウト寸前だった。しかし、しかし、物語を牛耳るLの演技が更に映画に引き込むのだった。

何かが微妙に噛み合いだし、Lと繋がりを持ち始めるBOY。そして別のルートからLと接触して来る少女。彼女こそが、そのウイルスを抗体を作る鍵を握る子だったのだ。彼女のお父さんが、そのウイルスを研究する博士。実は抗体を作る為に、彼の助手に騙されていたのだった。その助手こそが、絶滅した村にウイルスをバラまいた張本人だった。誰が悪か解らないまま、博士は少女に暗号を渡し続ける。その暗号が、今こうして役立つ事になろうとは誰も予測がつかなかっただろう。

繋がりだした糸。Lは、人との繋がりが苦手な様子。不器用に幼い男の子と女の子に接する。スイーツをおでんのように串刺しにして差し出す様子に、思わず吹き出してしまった。映画館で笑っていたのは自分だけだったので、白い目で見られたが、Lの不器用さがとても可愛く映る。松山ワールドここにありだ。

なんて上手い役者さんなんだろう。一際光っている。Lはまさにハマり役。こんな演技が出来るなんて...一目でファンになってしまう。彼を最初に見たのは男達の大和。その後、色々な作品を見たが、ドルフィンブルーでファンになった。その松山ケンイチ演じるLだからこそ、映画館に足を運んだと言える。どうしてもジョニー・デップ演じるジャック・スパロウを思い出してしまう。アニメも見たが、ここまで忠実にキャラを再現出来るクオリティーの高さに脱帽だった。

彼は、自らデスノートに自分の名前を書き込む。残された時間はあと23日。自分を刻印するかの様に仕事を片付けて行くL。彼のクレバーさが一際光る。しかし完全にクレバーでなく、アクションがお間抜けな感じが何とも共感出来る。それでも一日、一日と寿命は縮まって行く。天才達の才能は、絡み合いだす。残された少ない時間、いつ発症してもおかしくない少女のウイルス、抗体は出来上がるのだろうか?少女は拉致され、自らウイルスを運ぶ道具と化す。やがて少女の顔にはウイルス感染した時の斑点が現れだす。Lは間に合うのか?ウイルスは蔓延してしまうのか?抗体は出来上がったのか?運命は、Lの手に握られていた。

もう最高!
ワシ男だけど、松山ケンイチのファンになってしまう。松山ファンと言うよりも、Lファンと言う方が良いのかもしれない。松山演じるLに、今日は一発ノックアウトなのである。

piccolo

theme : L change the WorLd 
genre : 映画

2008-01-21

スウィニー・トッド

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
(2008/01/16)
サントラ

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随分前の話になるが、スウィニー・トッドを見た。かなり日記を書いておらず、書きたい事が溜まっていた。でも、最近日記を書く気になれないんだよなぁ。介護福祉士の試験もあったし、会社のDVD制作もあった。なんか終わったら気が抜けてしまって。と、色々思う所はあるのだが、記憶を辿り感想等を書き綴れたら。

思った通りの映画だった。セリフはなく、ひたすら歌、歌、また歌。きっとミュージカル系だと思っていたが、ミュージカルど真ん中だった。ジョニー・デップを見るには、この系は良いのかもしれない。あまりメジャーな映画に出るイメージがないから、かえって安心してデップを見る事が出来る。

舞台は貧困のロンドン。お上が絶対の中、矛盾がジョニー・デップに押し寄せる。その矛盾から、彼と彼を取り巻く環境が崩れて行く。彼は復習に燃えるスウィニー・トッドとなり、再びこの街に戻って来るのだった。

とにかく残虐なシーンが続く。そんなに殺さんでもと思うが、これでもか、これでもかと人が殺されていく。その犯人が何を隠そうジョニー・デップだが、なぜパイレーツ・オブ・ザ・カリビアンで子供に胸を張れる映画を選んだのに、その選択を覆す作品を選んだのだろう?あれでは子供に胸は張れんだろう。

しかし、自分はこの映画を楽しく鑑賞出来た。描写、画の色、配役、音楽、展開、結構満足なのだ。と言うかかなり満足なのだ。デップ様ここにあり。自分のように男性にも魅力的な俳優である。(ワシはゲイではない)

やっぱり、書こうと思ったが何を書いているかが全くつかめないまま今日の感想文を閉めようと思う。

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

2008-01-17

あんかけモヤシ中華そば

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三ヶ月ぶりに庭の湯へ出掛けた。行きたい、行きたいと思いながら、なぜか足が遠のいていた。理由は、職場が遠くなった事と出不精になっている事。美味いランチを食べただけで満足してしまうのだ。その後、行こうと思いつつも家に帰って映画を見てしまうパターンが多かった。

日付は変わっているが、夜勤明けで行った。やっぱりジムの風呂とサウナとは違う。天然温泉のトロッとしたヌルヌル感と、好き嫌いが別れるイソジン臭さ、冬の寒さに夜勤の疲れがいっそうと良い風呂を演出する。やっぱり庭の湯最高である。

ここの食堂『緑水亭』のメニューで欠かせない物がある。冒頭の写真にある、あんかけモヤシ中華そばだ。行くと必ず食べる。特別にごま油を貰い、たっぷりとかける。スープの最後まで絶品だ。今日も風呂につかり、生ビールとモヤシ中華そばで絶頂し、そのまま仮眠に入る自分がいた。三時間ぐらい睡眠を取り、さらに風呂とサウナを責める。そして生ビールを飲みながらNANAの日記を書き、もうひとっ風呂。そして、ユナイテッドシネマで銀色のシーズンを見ると言う贅沢なコース。いつまでこの贅沢が続けられるのか?そろそろ頑張って行かなきゃね〜

何を頑張るか、それは
色々とね。

piccolo

2008-01-16

銀色のシーズン

銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)
(2007/12)
坂東 賢治

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今年初映画館は、豊島園のユナイテッドシネマだった。見た映画は、『銀色のシーズン』海猿のスタッフが手がけると言う事で、スキー場のパトロールの話かと思っていた。スキーをツールにして、色々な問題を解決して行くドラマだと。しかし海猿は全く関係なく、スキーもドラマも中途半端な映画だった。唯一音楽は海猿っぽかったが、映像に全くハマっていない。これだけの豪華キャストがとても滑稽に感じた。スキーのアクションも、繋ぎ編集が雑で、NGカットを繋いでいるのがすぐ解ってしまう。勿体ない映画だった。

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

2008-01-15

NANAを鑑賞

NANA -ナナ- スペシャル・エディションNANA -ナナ- スペシャル・エディション
(2006/03/03)
中島美嘉、宮崎あおい 他

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いい感じで宮崎あおいにハマっている。相方の影響が大である。初めて見たのが『初恋』だった。こないだ見た、『ただ、君を愛してる』で完全にノックアウトされた感がある。自分には、好みの女性のタイプはないと思っていたが、どうやらロリ路線もツボらしい。宮崎あおいの映画が見たくて『NANA』を見た。

同じ名前の、全く正反対のキャラクターの二人が、偶然に上京する列車の中で隣り合わせになる、なんともグッドシチュエーションな始まり。やっぱり宮崎あおいは上手いと感じる。ブリキャラを難なくこなしている。ブリキャラNGの自分は、NANAのキャラは好感持てなかったが、宮崎あおいのブリ演技は良かったと感じる。要はあおいファンな訳だ。全くオヤジの何者でもない。以前、生あおいを見たときは感動なかったけど、今会ったら感動かもしれない。

映画は正直言って楽しくなかった。中島美嘉のNANAに共感持てなかったし、この音楽も恋愛も全く興味なし。ただ、宮崎映画を見たかったに留まった。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2008-01-09

ただ、君を愛している

ただ、君を愛してる ~天国の森の恋物語~ (レンタル専用版)ただ、君を愛してる ~天国の森の恋物語~ (レンタル専用版)
(2006/10/20)
玉木宏

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今年初DVD鑑賞は、宮崎あおいの「ただ、君を愛してる」だった。宮崎あおいを見たのは、『初恋』が最初。元々相方が好きだった事に影響されたのだが、この映画で自分もファンになった。

切ない想い。
届かない愛は、気がついた時には既に遅かった。それが恋だったと気付くまでに時間がかかり過ぎた。そんな恋を経験した事ないけど、遠い昔を思い出す様な映画だった。美しい描写と、宮崎あおいの素朴なキャラクターが、映画の中に引き込む。

なんて切ない恋なんだろう。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2007-12-28

AVP2 エイリアンズ vs . プレデター

オリジナル・サウンドトラック「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」オリジナル・サウンドトラック「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」
(2008/01/17)
サントラ

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ん〜微妙。もう少し何も考えずに見られる映画だと思っていた。今日も思いっきりネタバレなので、これから見に行く方はスルーして下さい。

今日から公開のAVP2を見た。モンスター系が好きなのではないが、予告からなんとなく見たいなと思っていた。パート1がなかなか楽しめた事も理由の一つだと思う。しかし、浅かった。

プレデターの頭が悪すぎて、最初から呆れっぱなしだった。宇宙船内で、エイリアンが暴れだし、発砲して見事に外れる。自ら宇宙船を墜落させてしまう。愚かと言うか、何を意味しているの深く考えてしまった。しかし深い意味はなく、只単にプレデターはそう言うキャラに過ぎなかった。墜落したのが地球だった事から物語は始まる訳だが、あれだけのテクノロジーを持っている事が滑稽に感じる。どんなに便利な未来の道具にも、愚かな結果を導いてしまうのび太君を思い出す。ドラえもんに登場する、あののび太君だ。

墜落の事実をつかんだ他のプレデターは、1人で地球に向かう。なぜプレデターが一人なのか最後まで理解出来なかった。もの凄い勢いで増えて行くエイリアンに、なぜに1人で?よっぽど強いと思いきや、これが弱い。弱すぎる。しかもエイリアンに対して全く危機感がない。そんな事している暇があったら、もう少し考えようがあるのではないかと思う所が多々あった。

なぜPG-12なのかは、エイリアンが人間を突き破って誕生するシーンが、女性と子供に多い事からだろうと思う。人間に卵を産みつけると言う描写もエグイが、寄生し、腹を突き破って生まれて出て来るエイリアンの何とも残酷で醜い事か。

突っ込み所満載のAVP2は、どうもその描写を突っ込みながら楽しむマニアックな映画だったようだ。映画が終わって、劇場を後にする人の話を聞くと、今回の戦闘はインスパイアーに欠けるよねとか、あのモデルってパート4じゃない?とか、結構エイリアン好きな会話が聞こえて来る。

マニアックなAVP2。プレデターの弱さと、どれくらいインスパイアーなのかを、ご自身の目でとくと御覧あれ。そしてエンディングの意味する物は?きっとあのシーンは意味がある物なのは解るが、自分には解らなかった。解らなかったけど、興味もわかず、調べもしてない。

この映画は、大勢でDVD鑑賞するのが良いと思われ....

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

2007-12-23

ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

ジェリー・ブラッカイマー Amazon.co.jp ベストセレクションDVDセットジェリー・ブラッカイマー Amazon.co.jp ベストセレクションDVDセット
(2005/10/21)
不明

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昨日、夜勤明けで見てきた。初回の映画館の雰囲気が好きだ。土曜日なのにも関わらず、騒がしさを醸しながら、その静けさに拍車をかける。そんな初回の映画を待つロビーの雰囲気を堪能しながら、始まるのを待つ。

先週パート1のDVDを借りていたのだが、見る暇がなくいきなり続編を見る事になった。しかしストーリーは1話完結なので問題なく見る事が出来た。本編前の予告で、ガッツリと睡魔に襲われ気がついたら始まっていた。夜勤明けの魔だ。でも、すぐに立ち直り物語に集中出来た。

キャストが良い。何分もしないうちに物語に引き込まれる。個人的に好きなのは、ジャスティン・バーサ(ライリー・プール役)彼の切り口の良い喋りに引き込まれた。エド・ハリス(ウィルキンソン役)は出演を知らなかったので、出てきた時は「おっ」と嬉しい気持ちになった。ザ・ロックでとても好きな俳優さんになったからだ。

物語はリンカーン暗殺から始まる。暗殺の真犯人としてニコラス・ケイジ(ベン・ゲイツ)の先祖の名前が発見された。その謎を解く為に、冒険は始まるのだった。行き着いたのはアメリカ合衆国究極のタブー。そのタブーを破るべく、大統領に近づくベン・ゲイツ。そして暗殺の真犯人として名前が挙がったケイツ家の運命は?ウィルキンソンの誇りと欲望は?ドラマが進むにつれて、確信が明らかになって行く。

何も考えずに面白かった。その展開のテンポと、演技の上手さでどんどん引き込まれる。少しアドベンチャー性に欠ける所があったけど、そこは良しとしよう。過去にある冒険物の総決算と行った感じで斬新さはなかった。でも楽しめる。十分に楽しい映画だった。

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

2007-12-17

ランド・オブ・ザ・デッド

ランド・オブ・ザ・デッドランド・オブ・ザ・デッド
(2006/09/21)
サイモン・ベイカー、ジョン・レグイザモ 他

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今日はゾンビもののDVDを見た。ランドオブザデッドである。結構この手のホラーが好きかもしれない。最近にありがちなウイルス系の話が信憑性があって面白いと思うが、あながち遠い画空事ではなさそうな気がするのは自分だけだろうか?

そもそもゾンビ物に目覚めたのは、小学生の頃に見た『悪魔の墓場』だった。
http://www2.plala.or.jp/MORIYAKEIJI/dontopen.htm
詳しい話はさて置き、自分が最初に見たゾンビ物だった。その恐ろしい事、恐ろしい事。死がない恐怖と言うか、追われる恐怖と言うか、絶対に前世にゾンビ体験と戦争体験をしているだろうと思うくらいに、物心つく前から夢に出てきていた。ターミネーターを見た時も、あっこれ夢に見たと思った。もっとも自分がロボットに追われるのはジャイアントロボだったけど、追われる恐怖は、あの映画のまんまだった。ゾンビもそう。多分化学兵器が失敗に終わり、この惨事を招く事になる。それを食い止める為に彼らに立ち向かう夢を小学生の低学年でみていた。

だからなのか、この手のホラーが結構好きだ。最近見た映画の興奮もあり、この映画を選んでしまった自分がいる。ゾンビ映画って、そのキャラクターそれぞれに個性があって興味深い。ウイルスで蘇るもの、光が駄目なもの、学習能力があるもの、その映画のゾンビの個性を見るのもこの手の楽しみかもしれない。

ランドオブザデッドは、より人間らしいゾンビが登場する。花火をウットリと見上げる姿があると思いきや、それが罠であると事を学習する。そして、人間と同じように権力を憎み、何処に行くのかも解らずに彷徨う姿は、何を物語っているのか?ゾンビ物に秘められた、人間くさいメッセージが何とも好きな自分が居るのである。

piccolo

theme : DVDで見た映画
genre : 映画

2007-12-16

アイアムレジェンド


アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)
(2007/11/08)
リチャード・マシスン

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そうか、そっち系の映画だったか。
思いきりネタバレするので、これから見に行く人はスルーして下さい。



1人で見に行ったのだが、1人で見に行くもんじゃないと思ったのが感想。多分、カップルや大勢で見に行くよりも驚く感覚が短い感じがした。複数ならば、驚いた後にビビったって事をお互い確認し合えたりするが、一人だとビビった後もその気持ちを整理する暇なく次のサプライズが襲って来るから。

薄々そっち系の映画かな?と思っていたのだが、ドンピシャでそっち系だった。嫌いじゃないので得した気分。その系統とは、ウイルス系の映画。ドーンオブザデッドや、バイオハザード、昨今のゾンビ物だった。昔のトロトロと鈍いゾンビでなく、エラい過敏な奴らがわんさかと襲って来る奴。冒頭のシーンがニュース番組。そのウイルスを発見した博士が、末期がん完治率をインタビューされている物だった。ここでバイオハザード系だと悟った。

そのインタビューから黒フェイドで三年後となる。すでにニューヨークは廃墟と化し、ウィルスミス演じるロバート・ネビル只一人が存在しているだけだった。愛犬と共に狩りををするロバート、まだバイオハザード物だと明かさない雰囲気を醸し出しながら物語は展開する。食う為に狩りをすると見せかけて、実は暗闇から身を隠しながら彷徨う孤独な1人の人間だった。彼の腕時計のアラームが夕刻を知らせるとき、奴らは現れるのである。あの甲高い悲鳴と共に、暗闇からやってくる。

そう、奴らは暗闇でしか活動出来ないゾンビなのだ。バイオハザードや、ドーンオブザデッドに見るゾンビは活動範囲が限られていなかったが、アイアムレジェンドのゾンビ達は、日中は活動出来ない。紫外線と光に弱いのである。なかなか面白い発想だ。ゾンビであり、ドラキュラである。ロバートは、このウイルスを撃退する血清を作る科学者。動物、人体で実験をくり返し、血清を探し続ける孤独な人間だった。常に孤独の苦痛を噛みしめている。科学者なのに、論理的でない感じがウィルスミスだからなのか、孤独に耐えるストレスから来る物なのか、見る者の判断になるだろうが、自分が感じたのは心の病に苦しむ人間の内側を描写しているのではないかと言う事。暗闇に怯え、活動出来る日中も独りぼっち。その恐怖の象徴がウイルスに犯されたゾンビ。もしかしたら1人の人間の妄想で終わるんじゃないかと思うくらいに、その描写が暗く切ない。

ウィルスミスがミスキャストと感じた。それは、キレやすいから。常に感情的なのだ。こう言う演技は群を抜いてうまいが、冷静沈着な人間像の方がこの役に合う気がする。そうすれば、最後のシーンも栄えると思われ。ウィルが演じるロバートからは、力は感じるけど知恵は感じないのである。

とにかく短気だ。机を叩く、人体実験のベッドを雑に扱う、助けてもらった女性に生存者はいないと説教する等、もう少し冷静でも良いと感じた。何が嫌だって、怒る度に無意味に音がでかいのだ。その度にビクビクした。ゾンビ以外でもビビリどころ満載だ。

なぜレンジェンドか?
それは、助けてくれた女性が鍵となる。全ては繋がっていた。絶望の中にも救いはある。そして彼はレジェンドとなる。奇跡は起こるのだ。

やはり心の闇を描きたかった気がしてならない。これは、自分の感想なのだが、心の闇は他の人には分からない。でも、こんな恐怖が常にあったら?それが心の病だとしたら、とても切なかった。ロバートが守ったこのウイルスの解決策。それが唯一の闇から抜け出せる方法。

とても屈折した取り方だけど、この映画に心の闇に悩む人間の希望を見た気がする。だとしたら、ウィルスミスが演じるロバート・ネビルはドンピシャにハマり役だ。それがどう言う事なのか、お確かめあれ。

piccolo

theme : 映画館で観た映画
genre : 映画

2007-12-06

自虐の詩

自虐の詩 プレミアム・エディション自虐の詩 プレミアム・エディション
(2008/03/14)
中谷美紀、遠藤憲一 他

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嫌われ松子の一生が好きで、こないだDVDを見直した。やっぱりあの切ないストーリーがツボで、松子ワールドを体験したく、公開中の自虐の詩を見て来た。

前情報が全くない状態で見たが、松子ワールドはそこには存在しなかった。コンピューターを駆使したバンドのライブと、キーボードすら使わない乾いたロックバンドのコンサートの様な差があった。あるロック歌手がうたった、「コンピューター仕掛けの 腐ったロック」その1フレーズを思い出す映画だった。自虐が、松子を腐ったと言っているのではなく、斬新さはないけど、キャストの上手さで勝負の映画だと言う事を、このフレーズを思い出す事が自分の映画の評価になったと言う事だ。

嫌われ松子の一生は、豪華キャストと斬新な描写、切ないストーリーをコミカルに展開させる脚本の上手さがあった。それに対し自虐の詩は、キャストの演技で見せて行くと言う印象。派手さはないけど、淡々と物語は進んで行く。ある種クセのある映画だと感じた。そのクセがツボの人にはハマるんだろうなと、人ごとのようにに感じた。

誰もが辛い過去を持っていると思う。その時、死にたいと思う事がある。どうしてもぬぐい去れないトラウマが、現実を脅かす。しかし、よく考えてみれば、その不幸の中にも支えてくれた人がいた、他の人が気がつかない幸福があった、そして現在、誰よりも幸せである事に気がつく。簡単に言うと、残り少なくなったワインを「もうこれしか残っていない」と考えるのか、「まだこれだけ残っている」と考えるかの違いを描いている。

幼い頃から「幸せになりたい」と願い続けて来た主人公ゆきえは、ついにそれを手に入れる。誰が見ても幸せなゆきえの姿、この幸せをつかむまでに幾多の困難を乗り越えて来た。そしてこれからも、沢山の幸福と不幸を背負う。しかし、もう不幸があっても怖くない。ゆきえは、不幸の思考をコントロールする強さを身につけているから。ラストシーンで、幸せいっぱいのゆきえを見て、そう言ったたぐいに強さを見た様な気がした。

中谷美紀さんが、とても上手だった。

piccolo

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